自分の文章を振り返って

まづは一周年、おめでたうございます。

うちのサイトを開設したのが2003年――今からかれこれ6年程前のこと。正確な公開日は覚えてゐないのだが、夏休みを利用してHTMLを勉強した*1ので、おそらく7月か8月辺りの筈。

もっとも、その時の目的は今とは全然違ってゐたので、一応、高天原の正式公開日は2003年9月7日といふことになってゐる。もうそんなになるのかと感慨深くなる一方、既に世の中には東方妖々夢の製品版が頒布されてゐた事になり、どうにも自分の中で時系列が噛み合はない。おそらく今もなほ、私の全く知らないところで、全く知らない時間が流れてゐるのだらう。

いづれにしても、5年と少しの年月が過ぎた。

俺なりの「文章うまくなる方法」 - G.A.W.によれば、どんな文章であれ、長く書いてゐればそのうちそれなりに上手くなるらしい。まあ、昔の文章なんて黒歴史以外の何物でもないのだから、それが成長なのだといへばさうなのかもしれない。

その一方で、下手な文章というのはあるが、上手い文章というのはない|Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレといふ説もあり、どちらかといふとこちらの方がもっともだよなと思ふ。

私の書く文章には妙な特徴があるらしい。語調は敬体と常体入り交じってゐるし、明らかに呑んでるだろって文章もあったりするが、後で読み返すと、ああ、自分の文章だなあといふ感じがする。自分なりに考へてみたのだが

  • 逆接(だが、しかし、尤も、にも関はらず、一方で)が異常に多い。
  • 「まあ」が異常に多い。
  • 句読点は多い方。
  • 完全ではないものの、段落の頭に短い文節がきて、次に長い文節がくることが多い*2

といったところか。あまり文法上望ましいとはいへない筈だが、それでも好んでくださる方がをられるのだから、結局文章の上手い下手って何なのだらう。うーむ……。

他にも何か思ひ当たる節がありましたらご指摘いただけると久樹が驚きます。

*1:といっても、当時は不思議マーク付けでしたなぁ。

*2:例:私が東方を始めて一年が経った。去年の二月頃から始めたのだから、正確には一年少しというべきだろうが、二月三月は例大祭でそれどころではなかったし、終ったら終ったで気が抜けて今日までダラダラと来てしまった。