鳥の詩が国歌だとしたら、東方Projectは酒だと思ふ

それにしても、ハートフェルトファンシー良いね。最近ずっと聴いてゐる。最初聴いた時は廃獄ララバイが好きだったけど、この妖しい感じ、どことなく幼くて、どことなく切ない感じがなんとも素敵。で、しかも聞く度に「ニャーン」って声を幻聴する辺りが、ね。聞こえるはずのない音。弾の射出音だったり、決めボムの効果音だったり、さういふものも含めて東方の音楽なのかなと。

幽雅に咲かせ、墨染の桜 〜 Border of Life」みたいに、一発聴いただけで涙が出てくるやうな曲もあるけど、どちらかといふと神主の曲は、聴けば聴くほど心に沁みて味が出てくるものが多いと思ふ。特に地霊殿では*1

それって何かなーと思ったら、いやいや、何のことはない。酒ぢゃん。寝かせれば寝かせるほど、静かに味はへば味はふほど、まろやかになって障りがなくなるの*2

ナンテコッタ、やっぱり東方を考へる上で、酒は外すことが出来ない重要なファクターなんだ。酔狂と素面の境界強し。

*1:ああ、ちなみに蓬莱人形とか蓮台野夜行もそんな感じね。

*2:といふことは、だ。ニコ動とかで抽出されたメドレーばっかり聴いて音源がどーのとか言ってる奴は、神主の曲の本当の良さを解ってないんだよ。それはそれで気の毒かも知れない。