はてスタって良い仕組みだよね
前記事の余談。情報といふのは集約して初めて価値が生れるから、私の場合、本格的に調べようと思ふと、ローカル上でまとめメモみたいな物を作ることが多い。
で、大体まとめ作業をしてゐると頭で情報がだいたい整理されてしまふので、そのままだと書いた物は保存したままHDDの肥しになる。それはそれで良いのかも知れないが、折角時間をかけたのだから、世界に誇る日本の「モッタイナイ」精神の下、Web上に広く公開することにしてゐる。
だいたい、公開したからといって特に反響があるわけでもないのだが、中には「例大祭の心得」だとか「二段階右折」みたく、予想外に反響が出たりすることもある。
どっちも最初は個人用メモのつもりだったのだが、それなりに反響があると、「読者」を意識するし、もっと言へば「影響」を意識することになる。これはかなりのプレッシャーで、結果的に正のフィードバックが働き、内容も、訂正速度も根拠調査も劇的に充実する。もちろん、自分の知識も充実する。このことからも、はてなスターやポイント送信は(あるいははてブも)とても良いシステムだと思ふ。
もっとも、お陰でやる気のある記事と無い記事の差が激しくなるのだが、これはもうご愛敬と言ふ他ないだらう。世のジャーナリスト方のやうに、綿密な調査を長期間続けて云々といふ姿勢には心から敬意を抱く。