納得してお金を払ひたい

去年の暮れ頃から、今年はコンテンツ関係に月平均1万づつ充当しようと思ってゐたのだが、気がつくと12月/1月だけで平均1万5千円を超えてゐる罠。

別に産業を買ひ支へしようなどといふ高尚なものではなく、単に自分が楽しむだけに過ぎない。無料でも(違法だが)楽しめるものもあるが、実際お金を出した方がもっと楽しめることが多い。それだけの話である。

ただ、矢張りTVにも漫画にも『立ち讀み』出来る環境がほしいとは思ふ*1。資金は有限であり、有限である以上なるべく面白いもの、優れたものが欲しい。タイトルや見出しを見る限りは面白さうだと思ふが、中身を見れないので購入保留、そのまま忘れてしまふケースは非常に多い。残念ながら、得体の知れない物に先行投資できるほど、私は今のコンテンツ業界を信用してゐない。払ふのは払ふが、自分が納得した上で払ひたいのである。

もっとも、最近はネット上で一部試聴が出来るやうになってきたりと、緩やかだが歩み寄りの兆しも見える。そもそも、本当に多くの人が言ふやうに『公開することで利益が生れる』ならば、遠からずさうしていかざるを得なくなる。
今は、消費者としてあるべき姿を提示しつつ、うまい妥協点を探っていく時期であらう。

*1:全冊を立ち讀み可とするのではなく、平積みの一番上の1冊だけとか