低血糖の話

なんだか最近よく低血糖(空腹時低血糖)を発症する。昔から時々なってたんだが、最近はほぼ連日で起こってゐるやうな……。

症状としては、だいたい食後4〜5時間程で、まず強烈な飢餓感が起こる。うちの職場は法令の関係上飲食出来ないし、タイミング次第ではすぐに離れる事が出来ないので、この段階では我慢する事の方が多い。

すると、徐々に空腹で頭が回らなくなり、手や足が震へだし、冷や汗が出てくる。流石にここまで来ると仕事にならないため、事務所に戻って間食を取る。飴玉程度では一時的な気休めにはなっても、舐め終ったら症状が再発する。飲料なども効果が薄く、大福一つとか、クッキー5〜6枚を腹に入れれば数分で寛解する。

まあ、言ふまでもなく典型的な低血糖症なのだが、久樹は別に糖尿病ではないし、インスリンも服用してゐない。アル中ぢゃねーのってよく言はれるが、今のところピンクの象だの蟲の知らせサービスだのがお迎へに来た覚えはないし、第一今日は呑んでゐない。肝数値も正常であるし、念のためにスクリーニングテストもやってみたが、一応正常範囲だった。ギリギリだったけど。

となると、矢張り問題は血糖値にあるらしい。高ければ糖尿病が疑はれるが、低い場合はどうなのか。考へられるのは、

  1. 何らかの理由で糖の吸収が阻害されてゐる(消化器系の問題)
  2. 何らかの理由で糖が消費され過ぎてゐる(代謝系の問題)
  3. 何らかの理由で血糖値の認知感度が過敏になってゐる(内分泌系の問題)

の三つだらう。1つめであれば一番あり得るのは寄生虫の存在である。が、この場合貧血等を併発するため、献血出来る位健康であればおそらく心配はないと思はれる。3つ目は糖尿病の症状なので取り敢ず除外出来る。体重もここ5年以内で3kg以上変動してゐない。となると、可能性が高いのは2つめであらう。

調べてみると、インスリノーマインスリン産生腫瘍)といふ腫瘍によってかういった症状が起きるらしい。生涯発生率は10万人に1人以下。特発性自然気胸が人口10万人に40〜50人らしいので、更に珍しい病気である。もっと珍しいものではインスリン自己免疫症候群なんてものがあるんだとか。

先般より献血でも糖尿病検査が出来るようになったが、検査項目として採用してゐるのは「グリコアルブミン」といはれる物質で、これは過去二週間以内の平均血糖値を反映してゐるらしい。となると、食前に低血糖を起こしてゐるかどうかは判定出来ないと見て良いと思ふ。

うーん、何れにしても素人判断ではどうしようもないので、空腹時血糖を測らん事には何ともいへんか……面倒だなぁ。


まあそれはともかく、ジギザギさんの阿求を見て今日の疲れがすっ飛んだ。いやぁ素晴らしいです。あきゅあきゅ。