無題

そういう意味では「求聞史紀」が東方のターニングポイントだったのかなと思う今日この頃。

これはまさにその通りかと。私もこれ読んで随分東方観が変はったと思ふ。紅魔郷妖々夢の頃からやってゐた人の中には、これが受け入れられない人がゐても不思議ではない。
「幻想郷は全てを受け入れる」ってゆかりんが宣言してゐるし、神主自身が、変はらない方がをかしいなんて言ってゐるくらゐなのだから、まあ、これからも残酷に幻想郷は変はり続けるだらう。
ふと、今の東方にとって「ファン」ってのはある意味妖精みたいな存在なのかも、と思った。さう見れば、『永遠は自然界には存在しないと思いなさい』っていふ映姫様の説教は別の見方が出来るやうな気がする*1 私は、紅魔郷の頃のピリピリした緊張感やED後の儚さも、地霊殿の大山鳴動な茶番劇も大好きなので、当分は東方で生きてゐられさうですが。

あ、神尾さんの阿求観に関してはノーコメントで。主に新刊の都合上(^^;

*1:或いは、大結界が張られたぬるい幻想郷に嫌気がさして気力を失った古の妖怪連中、ってのも当てはまりさうだ。