「ハゲのおっさんから一言」のブクマコメがあまりにも気持ち悪すぎる件

去る7月4日の金曜に、東京ドームシティ JCB HALLにて「ニコニコ大会議2008 〜日本の夏、ニコニコの夏〜」といふ催しが開催された。そこでは参加者からコメントを表する時間が設けられてゐたさうなのだが、それに対して同時中継されたニコ動では、「デブw」「禿」など、一件ネガティブコメントと受け止められかねないコメントが溢れてゐた。

これに対し、2008-07-04 - ● SPOTWRITE 友人がニコニコ大会議に行って来たの話ではニコ動の可能性について肯定的に話を進めてゐるが、それに対するはてな村民の反応があまりにも不気味で違和感を持ってしまった。

なほ、これに対してデブと言はれた方は、匿名ダイアリーで「ハゲのおっさんから一言」「http://anond.hatelabo.jp/20080706112744」と二度ほど意見表明が成されてゐる*1が、それに対する村民の反応も矢張り気持ち悪い。

何故このコメント群に気持ち悪さをもったのかは解らない。自分でもよく解らない。だけど、間違ひなくこのコメント群は気持ち悪いと思った。どうしても受け入れがたい何かを感じた。

一説には、はてな村の村民が『一般化』といふ手法を多用しすぎてゐるからかも知れない。世の中には一般化しきれない事項もあるし、ましてや今回の件については、ニコ動としても初の試みであり、それを「イジメ」だの「同調圧力」だのともすれば別次元かも知れない話と安易に*2結びつけて問題視することに違和感を感じたいのかも知れない。だが、問題視すること事態に何ら問題はなく、それに気持ち悪さを感じるなら私はとっくにはてなから離れてゐるだらう。

或いは、絶望先生の「風の中で聴け」の回が如く、本人の与り知れぬところで*3、本人を置き去りにして、本人を勝手に一般化(或いは例外化)して大騒ぎしてゐる村民に対する違和感なのかも知れない。

何かが違和感として残るのだが、それを上手く言語化出来ない点にもどかしさを感じるが、取り敢ず今は、この一連の流れに違和感を覚えることだけは表明しておきたいと思ふ。



ちなみに、件の記事にはしかも本人じゃないというオチ付きといふ関連記事で釣りでした宣言が出されてゐる。真偽は一切不明。真偽不明だからこそ匿名なのである。

ただ、釣りだらうが何だらうが、どうにもこの話にはもやもやしたものを感ずるのである。……寝ておきてからまた考へやう。


或いは、匿名だからこそ何かを論ずるためには一般化せざるを得ないといふ事情があるのかも知れない。うーん。


自信はないが、続く:「ハゲのおっさんから一言」のブクマコメがあまりにも気持ち悪すぎる件[2]

*1:本人だと言ふ確証はないが、文面を見る限りは信用に値すると思ふ。

*2:論理的必然性のなさといふ意味だが、文字制限のあるブクマでそれは無理強いにも思ふ。或いは、それがブクマコメの限界か?

*3:今回は本人も認識してゐるわけだが、少なくとも本人はまさかこんな騒ぎになるとは思ってゐなかっただらう。