光を99.9%吸収する闇黒物質

先日、光を溜める技術についての記事をメモしたところだが、今度は光をほぼ完全に吸収する技術の話が出てきた。

カーボンナノチューブ(CNT)技術を応用し、ブラシのように構造化したナノチューブの間に光を捉えるようにした繊維なのださうだ。一般の黒ペンキの反射率は5〜10%だが、この繊維の反射率は0.045%らしい。

パッと思ひつくのは遮光カーテンへの応用。記事内では他にも太陽熱収集器、ノートパソコン、インク、衣料品などへの応用が出来るのではないかと紹介してゐた。

映画館やプラネタリウムにも応用出来さうだが、あそこは元々非常灯が点いてゐるからあまり意味はないか。

ここで言ふ『光』は可視光だけでなく電磁波全般を指すのだらうか? 放射線遮蔽用は使へないのだらうか。……さすがに無理か。

ふと思ひ出したが、この世で最も暗い物質は『ブラックホール』だらう。何せ反射率0%なわけだし。