本屋さんは分化する以外にない

ライトノベル格差社会

全くその通りだと思ふ。久樹が知る限り、本屋さんは主に3つくらいに分化してゐる。

  1. 週刊誌や月刊誌などを主に取り扱ふ店。商店街の個人本屋や駅の賣店など。
  2. 専門書から何から片っ端から取り扱ふ店。淳久堂紀伊国屋書店など。
  3. ライトノベルなど、所謂「ヲタ」向けの本を主に取り扱ふ店。アニメイトやさういふ筋の店。

ライトノベルが流行り出した頃は三番目の店がなくて、随分難儀した覚えがある。*1

ライトノベルや漫画の品揃へといふのは、確かに仕入担当にしてみれば悩ましいところだと思ふ。限られた面積の中で出来るだけ賣れるものを並べなければならないだが、買ひ手としては無駄足は嫌なので「あそこならあんなマイナーな物も置いてゐたから、まづ大丈夫だらう」的な安心感のある店へ行きたい。

それに、実のところ「買ひたいものが明確でそれ以外に不要」といふのであれば、Amazonのやうなネット通販で購入するのが一番手っ取り早い。例へば久樹の場合、図書館で借りた本を買ひたいとなったときはAmazonを利用してゐる。

逆に言へば、本屋に足を運ぶ理由は、自分が買ひたい物の他に何か面白い本がないかを探るところにある。となると、未知の作品との接触機会の多い(準)専門店に流れるのは、至極当然のことのやうに思ふ。

*1:今でこそ三宮センタープラザ西館が仏具からメイド服まで賣られるカオス地帯と化して便利になったものだが……。