今夏コミックマーケット80におけるサークル名入り配置図について


先の冬コミにて配布停止となりましたコミックマーケットにおけるサークル名入り配置図について、7/14付のまいさんの日記にてコミックマーケット準備会からの見解が示されました

まいさんはこれを受けまして正式に作成を断念する方向のようです。

ただ、準備会側の見解としてはカタログの売り上げ減少(およびカタログを買わなくなる事によるマナー啓蒙の障害)を問題視しているようですので、

配置図自体はCD-ROM版のカタログからの加工という、正当な方法が残っており、この技術を持つ方に期待したいところです。

という道であれば問題はないように思われます。出来るかどうかは解りませんが、こちらの方向で模索するのが現状の最適解でしょうか。

まあ、(技術的・時間的に)出来る出来ないという問題はありますが(汗


あともうひとつ、コミックマーケット準備会として、カタログの売り上げが減少する事態となった場合にカタログの全員購入制の導入を検討する可能性があるということ。

そして、同じ理由でカタログ購入を減少させる要因を持つ(と判断可能な)pixivのイベントマップtwitcomikeのようなサービスも、普及次第では公開の停止を要請する(か、カタログ全員購入制への切り替えを実施する)可能性があるということが大きなポイントでしょうか。

久樹個人としては、配置図(や先に挙げたサービスなど)を利用する人も、カタログをちゃんと購入して諸注意を呼んだ上で参加してほしいと思っていますし、その旨は色付き配置図の公開ページでも強く要請しておりました。

どのイベントもみんな毎回同じ文面だと思われがちですが、一般参加案内・サークルアピールというのは毎回各部署との折衝*1によって、微妙に方針を変えたり前回問題になったことへの注意を呼びかけたりしています*2

情報の集積と共有が進み、便利になるのは良いことではありますが、イベントを創っている原資、支えている原資*3はなにか、ということを、これを機に参加者それぞれが考えてほしいなと思う次第です。

*1:話によっては担当者同士が激しく議論を交わすこともある。

*2:今夏の例でいえば持ち込み品に対する長物規制の緩和など。配置担当者からの一言もそれに当たりますね。

*3:お金だけではなく、「多くの参加者がマナーを守り、イベント運用に協力してくれる」ということもまた重要な原資です。