C76頒布予定作品の紹介

いつものごとく見切り発車ですが、今週末に巡回される方も多いと思ひますのでご報告しておきます。
何らかの事情で変更される可能性もありますが、ほぼこの通りになるはずです。

サークル名
久幸繙文(2日目東J-20a「おおあざうつぎおの」委託)
タイトル
阿求日記(あきゅうにっき) 第124季8月篇
ジャンル
考察風読み物(テキスト)
あらすじ
お盆真っ盛りの幻想郷。阿求は炎天の下でいつものように香霖堂を訪れるが、香霖堂は何故か異常な冷気に包まれていた。訝しんだ阿求は店主のその訳を尋ねると……?
主要登場人物
稗田 阿求(森近 霖之助、藤原 妹紅)
製本仕様
A5 20p〜30p程度の自宅製本
予価
200円
注意
本作品は割と軽くてゆるくてフリーダムな散文風考察です。普段のうちの妄想考察がOKな方ならお楽しみいただけるかと。
諭吉先生4人まで耐えられる量の釣り銭を用意しましたので、小銭が尽きた人は出して貰っても多分大丈夫です。
既刊について
阿求日記123季1月篇(こみトレ13発行)、123季3月篇(例大祭6発行)を再版します。誤字脱字、文脈等を若干微修正しています。内容の詳細はサークル情報ページを参照。

例大祭では太陽がII型超新星爆発を起してしまったので、今回は神主が突然禁酒宣言する事があっても完売しない量を刷る予定です。こんどこそまったりお越し下さい*1

表紙

例によっていつもの通りですなあ。

まえがきっぽいもの

阿求日記もいつの間にか三作目を数えましたが、やはりいつものまったり散文風考察本でございます。ヤマとかオチとか、突然謎の巨大ロボが里を襲ったりということは基本的にありません。
あるいは考察と言っても、客観的で完全な「真実」を求めているわけではありません。各設定の食い違いとか、そもそも原作に書かれていないことなどはかなり好き勝手に解釈しています。そういう意味では、厳密には考察というのも正確ではないのかもしれません。筆者自身もよく分かってない謎の本です。
情報化社会の昨今、大抵の情報はネット上で検索すれば驚くほど網羅的にまとめられています。ですが、それらの「事実」を単につなぎ合せるだけで魅力的なお話になるかといえば、必ずしもそうはならないでしょう。楽しい解釈、哀しい解釈、怖い解釈、儚い解釈……全ての情報は解釈によって変化しうるものであり、そこに無機的ではないオリジナリティの魅力があると思います。だからこそ、幻想郷ではただの弾幕が『スペルカード』として魅力的に成り立つのです。
そんなわけで、この本もまた、東方に散りばめられたまこと不思議な設定や薀蓄<神主節>の、その一つ一つを拾い集めて、想像して、浮かび上がった幻想を楽しんでいる本です。この本を読み終わったあとに眼を閉じれば、そこに阿求が暮らす幻想郷の日常風景がありありと思い浮かんでくる――そんな本でありたいと思っています。
まあ、実態はただのあっきゅん好き好き俺東方薀蓄本なんですけどねっ!!(台無し)

*1:そしてコミケが終わったら同人イベ板の某スレにデビュー予定ですよ。ははは……orz