ブログはそれ単独では不便だが、組み合はせれば便利かも

それは、筆者がはてダを利用する(それよりもう少し)前まで思ってゐたことそのままだ。何でわざわざみんな使ひにくいブログに移行するのだらうかと、いつも不思議に思ってゐた。

結局はてダを使ひ始めた今でも、ブログはサイト構成には向かないと思ふ。どう考へても読み返しにくいし、自分でも忘れてしまふ*1。もしサイトとして本格的に使ひたいのであれば、自前でメニューエントリーを用意する必要があるだらう。

うちのサイト(弓状列島「高天原」)にとっての雑念雑記 -はてな出張所とは、あくまでも筆者のネタ帳に過ぎないといふ位置づけである。後で調べるかも知れない(が放置するかも)といった話や、わざわざファイルを作ってまで書く話でもないやうな矮小な記録をつける場所である。反響のあった記事は本家の方に移し、もう少し深く調べて更新していく。雑記に書かれてゐることは、酒呑んで書いた駄文に近しいものである。

だからこそ、この前の心得みたいに、本来最初から本家で書くべき記事をうっかり雑記に書いてしまって、後で涙目といふ羽目になることもある。あれだけブクマ・リンクを戴いた後で移転と言ふのは心苦しい限りで、むしろはてダの記事からリダイレクト出来る方法はないかと無理難題を考へたりもする*2

未だに、ブログといふログ蓄積型のツールと、サイトといふ図書館式のあり方の折り合ひについては、試行錯誤を重ねてゐる今日この頃である。

*1:それでも、はてダにはIDトラックバックといふ機能があり、自サイト内トラバをうつのは容易となってゐる。地味に良い機能だと思ふ。

*2:そんな使ひ方したら流石にはてなも怒るわな。