国会図書館に東方本編が寄贈されていた件

先日同人誌はAmazonよりも先に国会図書館に納本する義務があるよという話という記事を書き、思ったより反響が大きかったのですが、今日はそれ以上に驚いたことが。

ごらんの通り、東方Projectの本編作品が、国会図書館に登録されていた事が判明しました。先の記事でD.E.氏も指摘されていたように、商業誌ならあっても不思議じゃないよなあと思っていたら、同人作品も登録されていたんですねぇ。

但し『電子資料』の扱いであるため、借りる事も閲覧する事も出来ないようです。著作権法との絡みなんでしょうが、ちょっと勿体ないなあと思います。

一体誰が登録したんだろうと思ったら、ナックル暴投ワイルドピッチのK.F氏であることが判明。購入した物を『寄贈』するのは、別に作者じゃなくても出来ますしね。素晴らしい。

ついでなので、登録されているものを全部調べてみた

NDL-OPAC国立国会図書館蔵書検索・申込システム)の稼働時間は

  • 月〜土 7:00〜29:30(翌日5:30)
  • 日 7:00〜25:00(翌日1:00)(第3日曜は22:00まで)

となっております。

東方香霖堂関係
  • 第16話・17話はWebサイト(エルナビ)掲載分であり『出版されていない』ので納本の対象外です。
  • 小説合同本企画「霊偲志異2」(11.5話収録)は登録されていない模様。
その他の未登録
  • 幺樂団の歴史1〜5
  • ZUN's Music Collectionシリーズ(蓬莱人形CD版含む)
  • Comic REX2006年12月号(「記憶する幻想郷」収録回)

うーん、自分も幺樂団と秘封を寄贈しようかなw
てか、阿求と検索しても本がヒットしないのは寂しい限りなので、早く自分の阿求本を再版して納本したい衝動に駆られて仕方ない今日この頃であります*1

注意

  • 国会図書館は一般人でも利用出来ますが、特別な役割を持つぶん色々な制約があり、普通の図書館より若干不便です。
  • 国会図書館を利用するためには18歳以上で、利用者登録(身分証明書)が必要です。
  • 国会図書館に収められた殆どの図書は閉架式の書棚に入っているため、現地のNDL-OPACにて目的の図書を検索し、取り出しを申し込む必要があります(数十分かかる)
  • 国会図書館館外への貸出を原則行っていません。閲覧は館内のみとなります。
  • 図書館に納本された本は国民と国家の財産です。『国会図書館は資料の最後のよりどころ』と言われるほど重要なものですから、くれぐれも丁重に扱いましょう。

*1:言うまでもありませんが、一度登録されたら、少なくとも日本国が滅亡するか戦争でも起きない限りは、半永久的に遺され続けます。恐ろしいが蠱惑的だ……。